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死角関係~女3男1の四角関係~

第4章 僕は何がしたいのか

それから30分ほど経過して
菜々美は僕の部屋を訪れた。


「いつ帰ってきたの?」


菜々美の表情から
動揺や後ろめたい様は
全く窺えない。

それでいい。


「今」


その証拠に…というか
部屋着には着替えず
スーツ着用のまま。


「珍しく寄り道でもしてた?」

「本屋にね」


自分で言っておきながら
本屋とは…ベタだな。


「来た早々悪いけど、帰るね。
なんか疲れてるみたい」


でしょうね。

結構激しかったっぽいし。

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