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死角関係~女3男1の四角関係~

第1章 私は友達の男なんて盗らない

「本当に大丈夫。それより華子?
顔赤いけど、熱あるんじゃない?」

「この一大事に私の心配なんていいから。
顔が赤いのは怒ってる証拠だって」


怒りのせいで顔どころか全身が熱い。


「華子をここまで怒らせた翔馬と環奈は
ちょっと許せないかも」

「論点がずれてる。ま、菜々美らしいけど」


菜々美…あんたって子は…

だから放っておけないのよ。


「明日早いから、もう帰るね」

「ごめん。遅くに呼びつけて。
あ、ちなみに翔馬の今日のシフトは?」

「夜勤って言ってたけど…どうして?」

「聞いてみただけ。夜道気を付けてね」

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