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死角関係~女3男1の四角関係~

第5章 私は友達なんて簡単に裏切る

「別れるなら別れるで、こっちは問題ないと
翔馬に伝えといて」

「そういう問題?」

「面倒なのは嫌なの。穏便に済ませたい。
きっと翔馬もそれで承諾するはず」

「だろうけど…」


似た者同士だな…翔馬と菜々美。


「それにね、翔馬には想い人が居るっぽい」

「そうなの!?」


これは意外な所に話が…


「根拠はないけど、そんな雰囲気を感じさせた。
10年も一緒に居たんだもん」

「問い詰めなかったの?」

「そういうのって、してもいいことないし。
それに面倒でしょ」

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