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死角関係~女3男1の四角関係~

第6章 私は男を見る目があった?

「胸は触らないと心音の確認が出来ない。
だから聴診器取ってくる」

「待って」


私から背を向けた翔馬の腕を
力いっぱい掴んだ。


「環奈?」

「ひとりに…しないで…」


思っていた以上に
徳井先生との別れは
大ダメージだった。


「診察するほどのことじゃないだろ?
心の問題」

「翔馬が心を語るとは…意外」


患者用のベッドに座る私の横に
翔馬が座ると…


「ぇッ…んッ…」


唇を重ねてきた。


「僕にだって心はある。本当は…寂しいんだ」


菜々美との別れ…辛かったんだ。

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