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雪野かなえに想いを込めて

第7章 その温もりが愛しい

        ***

 それから少しして、私も魔法少女になった。だけど後悔はない。大好きなかなえさんのためなら私はなんだってするのだから。

 生きてずっと、私の傍で彼女の温もりを感じられるならば、他に何もいらない。

「大好きだよ!」

「……あたしも……。って恥ずかしいよ」

 何を犠牲にしても、かなえさんは私が守る。誰にも言っていないけれど、それが私の決意。誰にも譲らない決意。

 だって私にとって、かなえさんのその温もりは……何よりも愛おしいーー。

fin.

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