雪野かなえに想いを込めて
第11章 とある日の調整屋さん
「かして」
「え?」
かなえさんはヨヅルさんからカップを受け取ると、そこにたっぷりのミルクとシロップを入れてくれる。
「夢蘭は、お子ちゃま舌だから、苦いの苦手なんだよ。甘いのが……好き」
こんなに私のことを分かってくれる人は他にいない。リヴィアさんのお姉様な姿にキュンとしたのは、本当だけれども、浮気かと問われたら、調整しに来てもらってて、これが調整ではなかったら、本当に浮気だったわけで、私は物凄く反省した。
けれど、私を追って、ここまで追いかけてくれたことが本当に嬉しくて、ニヤけてしまう。
「なに、笑ってるの?」
「ううん、かなえさんだぁい好き!」
ヨヅルさんとリヴィアさんが見ているのもお構いなしに私はかなえさんに抱きつく。
「こんな……人前で///」
「いいじゃーん! なんなら、ここでチューしちゃおっか!」
「……遠慮、しとく……」
「えー…遠慮しなくていいのにぃ!」
ごほんっと2人の咳払い。そこに月出里ちゃんが帰宅したので、さすがに私も悪ふざけをやめた。
けれど、滅多に見せないかなえさんの表情と嫉妬、それを見れた今日は最高の1日だ。大好き、大好き、大好き。これからも私の中は、かなえさんへの大好きの気持ちで溢れてく。
「やっぱり、だぁい好き!」
「分かった、分かった、分かったから///」
恥ずかしそうに笑うかなえさん。
あぁ、私、やっぱり、魔法少女になって良かったなあって。この幸せな日々が、笑顔が、ずっとずっと続きますように。
End
「え?」
かなえさんはヨヅルさんからカップを受け取ると、そこにたっぷりのミルクとシロップを入れてくれる。
「夢蘭は、お子ちゃま舌だから、苦いの苦手なんだよ。甘いのが……好き」
こんなに私のことを分かってくれる人は他にいない。リヴィアさんのお姉様な姿にキュンとしたのは、本当だけれども、浮気かと問われたら、調整しに来てもらってて、これが調整ではなかったら、本当に浮気だったわけで、私は物凄く反省した。
けれど、私を追って、ここまで追いかけてくれたことが本当に嬉しくて、ニヤけてしまう。
「なに、笑ってるの?」
「ううん、かなえさんだぁい好き!」
ヨヅルさんとリヴィアさんが見ているのもお構いなしに私はかなえさんに抱きつく。
「こんな……人前で///」
「いいじゃーん! なんなら、ここでチューしちゃおっか!」
「……遠慮、しとく……」
「えー…遠慮しなくていいのにぃ!」
ごほんっと2人の咳払い。そこに月出里ちゃんが帰宅したので、さすがに私も悪ふざけをやめた。
けれど、滅多に見せないかなえさんの表情と嫉妬、それを見れた今日は最高の1日だ。大好き、大好き、大好き。これからも私の中は、かなえさんへの大好きの気持ちで溢れてく。
「やっぱり、だぁい好き!」
「分かった、分かった、分かったから///」
恥ずかしそうに笑うかなえさん。
あぁ、私、やっぱり、魔法少女になって良かったなあって。この幸せな日々が、笑顔が、ずっとずっと続きますように。
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