雪野かなえに想いを込めて
第8章 チョコよりも極上のSweetS
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夜、かなえさんが帰宅した。
「ただいまー」
「おかえりなさい!」
かなえさんからライブの話を楽しく聞いた。夜ご飯は、メンバーと食べて帰ってきたらしい。
「あ……そうだ、忘れてた」
かなえさんは、そう言うとカバンからたくさんの袋やら箱を取り出し、冷蔵庫にしまった。
「それ……?」
「あぁ、バレンタインだからって、ファンの子からチョコレートとかケーキとか貰って。暫く、甘いものは……買わなくて済みそうだ」
少し困ったような顔で笑うかなえさん。
「あ、私……疲れたから寝るね」