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快楽の籠

第5章 うごめく肉体

肉棒は、刺激され続けてようやく体液を吐き出すのを止めた。
キョウカとカナエはこちらを向いて膝だちし、それぞれの笑顔を向けている。

「こんなに吐き出しちゃって」
「気持ちよくなりにきたのだから、当然だけどねぇ」
「望めば、ね。まだ気持ちよくなれるから。。」

そう言い残すと、二人はベッドを降りていく。
僕は後を追いたいが、頭にまどろむ気配が強くなっていき、次第に目を閉じてしまう。

「また、起きたらね」
その言葉に、後押しされて僕は目を閉じた。

目が空いたときには、キョウカもカナエも消えていた。
ベッドに横たわる自分だけ。

体を起こすと、まださらに直下たつ肉棒がある。
何度となく奉仕を受けてきたのに、欲望はまるで歯止めが効かない。

しかし、この部屋へ入ったときに気づいたことを思い出す。
室内にある女性の像。
この像は知っている。
そしてその名前も。

「こっちに来て」
その声が、部屋の奥に誘う。

その声は、像のモデルになった彼女。
僕は、ベッドを立ち上がると、奥でいつの間にか開かれたいたドアへ向かう。

その先に待ち受けるもの。
それを感じて。

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