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快楽の籠

第6章 快楽の底へ

肉棒は鼓動しているが、さすがに放出はわずかだった。
エリカはストロークをゆっくりにして、肉棒を割れ目で舐めるようにする。

「ふふ、まだまだ感じれそうだね。固いままだよ」
僕は絶え間ない快感に焼けつく頭を振り払おうとする。
しかし、エリカは逃がさないように腰をくねらし、刺激してくる。

ぐう、うう。

どくん。どくん。
肉棒が快楽に脈動している。
エリカは動きを感じて、合わせてうごめいている。

終わらない快感。
僕はふと、絶頂に達しながら思った。

どくん。どくん。

なぜ、エリカの元に戻ってきたのか。
一つ気になっていたことがある。
エリカには、ここでも最初に会った。
そして、その存在を示すものがどの部屋にもあった。

そもそも他の女性たちは存在したのか。
どの部屋にもいたのは、誰だったのか。

「…何か考えているの?」
エリカは腰を止めた。
「正解にたどり着きそうだね。私といるここがなんなのか」

エリカは笑顔で再び腰を動かした。
結合部が卑猥に響く。
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ。

腰にまた熱いものが沸き上がってくる。
「ほおら、もう一度。気持ちよくなって」
擦り付けるエリカの割れ目。
肉棒は熱く、破裂しそうに肥大していき。

どくん。

その鼓動を響かせた。
何度とない絶頂。
僕は気が遠くなっていく。

「起きたら、もう一度お話しましょ」
エリカがそういう声に送られて、僕はまどろんでいった。

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