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桃尻少年

第2章 始まりは屋上

生で見たのだ。興奮が冷めやまないのもし方のない事。それは清人も一緒だった。


結局射けずじまいで邪魔が入ったのだ。謝って来たところで許す気も無く、数発殴ってやろうと思っていた。


が、近づいてきた男はとても貧弱そうで…怯えているから思わず笑ってしまった。同じ高校生には見えないくらい、幼さの残るまさに童顔。ピンでもつければ「女の子」でも通じるくらいの可愛い女顔だった。


『モノ(ちんこ)さえ見なきゃいける』
と、中途半端に終わった行為を男相手にしようと考えが浮かぶ程だった。



「名前は?」


「笹原次弥。」

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