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桃尻少年

第2章 始まりは屋上

そう思いまた一歩、生唾を飲み込みながら近づいた。

すると、清人は意外な事を口にした。



「見るなら、ばれずに見ろよ。」


「はぁ?」



拍子抜けとはこの事で、文句言われたら言い返そうと、頭の中では物凄いスピードでシュミレーションをしていたのだ。



「入ってきたの分かってたし!」



バカにした笑をする清人は、さっきまでの情事で、薄っすらと汗をかいていた。またそれが想像を駆り立てるのだ。

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