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桃尻少年

第3章 お礼参り

周りを見回し状況を一生懸命推理している次弥は、1人だったから良いものの、他人がいたらただの挙動不審者である。


お尻に残る鈍痛が、屋上での事を思い出させた。


『犯された?』
不安と恐怖で手足が震えた。


現在、保健室のベッドに寝ているという事は、あの状況の中気を失ったという事は明確。
次弥は自分をここに運んだのは、清人だろうと安易に予想は付いた。


でも、自分を押さえつけてまでして触って来たやつが、簡単に…というより、何もせずにここに連れて来たとは思えなかった。


ばさっと布団を履いで下半身を見ると、ちゃんとズボンも履いてるし、ベルトまでしてあった。

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