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桃尻少年

第3章 お礼参り

「お礼がどうのって言ってたけど。」


「そう、ありがとう。」



清人はそう言って席を立ち、教室を出て1-3に向かっていた。

何故教室を知っているかと言うのは、校章の他に学年章と言うものがあり、校章の横に学年とクラスが描かれたものをつけているから。


「よう、俺のクラス来たんだって?」


1-3の教室は、突然の訪問者に色めき立ち、同時に騒がしくなった。

清人はそういいながら入ってくると、次弥はただ視線を奪われていた。清人は次弥の目の前に立ち、伊達メガネを取ると、そのまま次弥にかけた。


「…え?何?!」

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