テキストサイズ

桃尻少年

第5章 恋人

「ツグミ、俺に尽くせ。」


「ふざけるな。浮気するなら別れる。」


「別れない。ツグミが妥協すればいい事だろう?大体…ツグミは愛が足りない!!」


「これでもか。」


次弥はポケットから、自分の部屋の合鍵を出した。丁寧に『KIYOTO』とネーム入りのキーホルダー付きで。

次弥は清人の手のひらにそれを載せると、大きな息をはいて清人を覗き込んだ。


「俺の部屋、いつでも来ていいから。」


「ツグミ…マジで?!」


「俺の彼氏なんだろ?!だから、学校では今まで通りにして?!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ