逆ハー戦隊シャドウファイブ
第9章 9 スライミー怪人再び
「ピンク平気か?」
怪人を倒すとみんな私を労わってくれた。
「ありがとうございます。早く来てくれて助かりました」
「いや、もうちょっと予測があれば良かったんだけど」
「どこも怪我していない?」
「はい。痛いところもないです」
「よかった」
ホッとしているとホワイトシャドウが「触手とれたの?」と聞いてきた。
「あっ、そういえば。いつの間にか消えてる」
「スライミー怪人ジュニアと共に消えたのかな」
「うーん」
「しかしさっきの怪人は親父よりも弱かったなあ。普通、ジュニアって強くなってないか?」
「何が目的だったんだ」
みんなでうなっているとブルーシャドウが私の顔をじっと見て、おでこに手を触れる。
「ピンクが発熱している」
「え?」
「あ、ほんとだ」
そう言われてみれば、目の周りに熱を感じ、視界がぼんやり滲んでくる。身体も気が付くと熱くなってきた。早くこのスーツを脱ぎたい。
そう思うと居てもたってもいられず、スーツを脱ごうとサイドについているファスナーに手をかける。
「おい。こんなところで」「脱ぐな!」「しっかりしろ!」
周りが何やらガヤガヤ言っているが私にはあまりはっきり聞こえず、とにかくこのスーツを脱いでしまいたいという欲求だけが強い。しかしなんだかうまく力が入らない。目の周りが回り始め、メンバーの5色の色がぐるぐる回り始めたところで私は意識を失った。
怪人を倒すとみんな私を労わってくれた。
「ありがとうございます。早く来てくれて助かりました」
「いや、もうちょっと予測があれば良かったんだけど」
「どこも怪我していない?」
「はい。痛いところもないです」
「よかった」
ホッとしているとホワイトシャドウが「触手とれたの?」と聞いてきた。
「あっ、そういえば。いつの間にか消えてる」
「スライミー怪人ジュニアと共に消えたのかな」
「うーん」
「しかしさっきの怪人は親父よりも弱かったなあ。普通、ジュニアって強くなってないか?」
「何が目的だったんだ」
みんなでうなっているとブルーシャドウが私の顔をじっと見て、おでこに手を触れる。
「ピンクが発熱している」
「え?」
「あ、ほんとだ」
そう言われてみれば、目の周りに熱を感じ、視界がぼんやり滲んでくる。身体も気が付くと熱くなってきた。早くこのスーツを脱ぎたい。
そう思うと居てもたってもいられず、スーツを脱ごうとサイドについているファスナーに手をかける。
「おい。こんなところで」「脱ぐな!」「しっかりしろ!」
周りが何やらガヤガヤ言っているが私にはあまりはっきり聞こえず、とにかくこのスーツを脱いでしまいたいという欲求だけが強い。しかしなんだかうまく力が入らない。目の周りが回り始め、メンバーの5色の色がぐるぐる回り始めたところで私は意識を失った。