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ヌードモデルとセクシーCM

第3章 実践する裸

こういうのは初体験──。

同性と肌を密着している──意識すると、どうにかなりそうだった。

私は、恋人という異性とも日常的に裸で密着している。

彼は、私をあられもない態勢にして、秘所を開いてくるというのに、私が羞恥を覚えることは少ない。

今の私たちはモノみたいに扱われているのだから、何も考えなくていいはずなのに、麻痺しかけた感情は恥ずかしさに耐えかねて悲鳴をあげていた。

どうにかOKとなり、小休止が告げられると、

密着を解いたヌードモデルたちは、自由な姿勢をとった。
長座とか、ゴロ寝とか。

サナエさんは「しかばねのポーズ」で床に横たわった。

撮影が再開され、私たちは今度は仰向けで並んで寝た。

足踏みのような簡単な動き──1,2の号令で、30°右膝をあげ、右膝を下ろしながら、左膝を上げて静止。
それだけを例によって横から撮っていた。

20回ほど繰り返した中から、一番きれいに揃ったテイクを使うそうだ。

問題なのは、メイキング映像用として、右から2番目の娘をつま先側から撮っていたことだ。
(その娘を選んだ理由は明かされなかった)

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