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瑠奈。

第3章 柔道場

数日後の柔道場…

中には打ち込みの練習に励む小泉瑠奈な姿があった。

例の四人は驚いた。
放置したものの、あの後どうなったのか、誰かにチクられていないか気が気じゃなかったのだ。

先頭をきって道場に入る豊田巡査長を見つけるや、

「押忍!」

瑠奈は礼しながら挨拶をする。

変わらない様子に豊田も変わらない様子を繕いながら練習する。

練習後、どうも気になり瑠奈を呼び止める豊田。

『こっ、小泉巡査っ!…ちょっといいか?』

「押忍!なんでしょう?」

『こないだのアレ…だけど…』

「押忍!先日は乱取りの稽古ありがとうございました!おかげさまで、自分、いい汗かけました」

『あっ…おっ、おう!また、稽古つけてやるからなっ』

「押忍!ありがとうございます!今度からはサシでお願いします!」

豊田はこの隠語のような会話で一目置いた。
あろうことかお礼まで言ってくるとは…そして、改めて小泉巡査の可愛さにやられるが、四人の男で回したことを考え激しく後悔した。

『チキショー!あんなちっちゃくて可愛くて…エロい彼女ほしいぜ…』

独身寮で豊田巡査長は一人、初めから一人で行かなかったことを悔やみながら泣きながら右手に肉棒をシゴいていた。

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