義父から始まる調教の日々
第1章 新しい家族
桜は、短いスカートを揺らし、高校からの帰路を急いでいた。
桜が小学生の頃から女手一人で育ててくれた母が再婚することになり、今日は新しい父親との顔合わせの日なのだ。
高校三年生の桜は、戸惑いもあったが何より母の幸せを祝福していた。
『お母さん、ただいま!』
家に着くと、お母さんが出迎えてくれる。
「桜、おかえり。もういらっしゃってるわよ」
にこにこした母に連れられてリビングに向かうと、男性が2人ソファーに座っていた。
「ああ、桜ちゃんだね。鈴村敏樹といいます。」
細身でダンディなその人は、優しい笑顔で桜の手を握った。
「これからよろしくね。こっちは息子の蓮。」
「よろしく!」
よく似た大学生くらいの男の子も、にっこり笑って桜の手をとった。
かっこいい男性2人に両方の手を取られ、桜は顔を赤くしてしまう。
『よ、よろしくお願いします…』