義父から始まる調教の日々
第6章 義父との夜
ふらふらする体をなんとか動かして、桜が家に帰ったのは19時を過ぎた頃だった。
リビングに向かうと、お父さんが一人新聞を読んでいる。
『ただいま…』
「桜ちゃん、おかえり。遅かったんだね」
『うん…ご飯は食べた?』
「お母さんがカレー作っておいてくれたよ。一緒に食べようか」
桜の母は看護師で、夜勤に入ることも多かった。
『お兄ちゃんは?』
「今日は飲み会みたいだよ」
何の変哲もない家族の会話をしながらも、桜は体の疼きを感じていた。
二人でカレーを食べ終えると「先にお風呂に入っておいで」と言われたので、桜は先に風呂場へ向かった。
パンツがぬるぬるしたもので湿っているのに気付き、またお腹の奥がじんじんとしてくるような気がした。
髪や体を洗い終え、湯船につかっていると、トントン、と風呂場のドアがノックされた。