
でも、愛している
第1章 でも、愛している
14
土曜日に、涼と久美に会いました。
三人で会うのは、半年ぶりです。
三人は、高校生のときからの、仲良しです。
涼は、もう主婦なのです。
久美は、中学校の教師をしています。
涼とは、ときどき会っているのですが、久美は忙しくて、なかなか会えません。
ですから、会ったときは、いっぱい話します。
いろんなことを。
「萌絵
恋をしているんだって?」
「うん」
「どんな人なの?」
「バイト先の
塾の経営者」
「どんな
性格の人なの?」
「とっても
優しい人」
「どんなふうに?」
「なんでも
萌絵ちゃんが一番
と言ってくれるの」
「いいなぁ
羨ましいなぁ」
「ほんとに
優しい人みたいね」
「泊まったりするの?」
「うん」
「泊まったときは
もちろん
愛しあうんでしょう」
「うん」
「そこ聞きたい」
「あたしも聞きたい」
「うーん
恥ずかしいな」
「こら!
もったいぶるな」
「あのね
気持ちよくしてくれるの」
「もっと
具体的に言いなさい」
「あのね
からだ中に
キスしてくれるの」
「うわぁー!
あそこも?」
「うん
足の指まで
キスしてくれるの」
「うわぁー!」
「それでね
わたしね」
「なによ
言いなさいよ」
「あのね
わたしね
泣いちゃうの」
「えっ?
つらくて?」
「ううん
気持ちよすぎて」
「キスされて?」
「そう
キスのときも
彼が
入ってくれてからも」
「いつも?」
「うん
このごろは」
「いいなぁ!
あたしも
そんな愛され方を
されてみたい」
「それでね」
「まだ
何かあるの?」
「恥ずかしいなぁ~」
「そこまで言って
いまさらなによ」
「あのね
わたしが
泣いているのに
やめないのよ
動きつづけるのよ」
「萌絵は
やめてほしいの?」
「ううん」
「そりゃあそうでしょう
女ならだれでも
そこでやめてほしいとは
思わないよ」
土曜日に、涼と久美に会いました。
三人で会うのは、半年ぶりです。
三人は、高校生のときからの、仲良しです。
涼は、もう主婦なのです。
久美は、中学校の教師をしています。
涼とは、ときどき会っているのですが、久美は忙しくて、なかなか会えません。
ですから、会ったときは、いっぱい話します。
いろんなことを。
「萌絵
恋をしているんだって?」
「うん」
「どんな人なの?」
「バイト先の
塾の経営者」
「どんな
性格の人なの?」
「とっても
優しい人」
「どんなふうに?」
「なんでも
萌絵ちゃんが一番
と言ってくれるの」
「いいなぁ
羨ましいなぁ」
「ほんとに
優しい人みたいね」
「泊まったりするの?」
「うん」
「泊まったときは
もちろん
愛しあうんでしょう」
「うん」
「そこ聞きたい」
「あたしも聞きたい」
「うーん
恥ずかしいな」
「こら!
もったいぶるな」
「あのね
気持ちよくしてくれるの」
「もっと
具体的に言いなさい」
「あのね
からだ中に
キスしてくれるの」
「うわぁー!
あそこも?」
「うん
足の指まで
キスしてくれるの」
「うわぁー!」
「それでね
わたしね」
「なによ
言いなさいよ」
「あのね
わたしね
泣いちゃうの」
「えっ?
つらくて?」
「ううん
気持ちよすぎて」
「キスされて?」
「そう
キスのときも
彼が
入ってくれてからも」
「いつも?」
「うん
このごろは」
「いいなぁ!
あたしも
そんな愛され方を
されてみたい」
「それでね」
「まだ
何かあるの?」
「恥ずかしいなぁ~」
「そこまで言って
いまさらなによ」
「あのね
わたしが
泣いているのに
やめないのよ
動きつづけるのよ」
「萌絵は
やめてほしいの?」
「ううん」
「そりゃあそうでしょう
女ならだれでも
そこでやめてほしいとは
思わないよ」
