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でも、愛している

第1章 でも、愛している

         13

 そのあと、清さんは、クリトリスを舐めてくれはじめました。
 クリトリスを舐めるのも、あそこを舐めてくれたときと同じように、優しく優しく舐めてくれます。
 でも、クリトリスを舐めてもらうときの気持ちよさは、あそこを舐めてもらったときと同じではありません。
 その何倍も何倍も、気持ちいいのです。
 わたしはもう、声が出ているのか、あえぐような息をしているだけなのか、わからなくなりました。
 わたしは、清さんに、はやく入ってほしいと思いはじめました。
 清さんは、わたしが、
 「お願い
  お願い 
  入ってきて」
 となんども言っているのに、そのたびに、
 「もうすこしだけ
  我慢してね」
 と言って、クリトリスを舐め続けるのです。
 そして、そのあとやっと、清さんのあれが、わたしのあそこに入ってくれました。
 清さんのあれが、入ってくれてからすぐに、わたしは泣きだしました。
 泣きたいと思っているわけではないのですが、からだから何かが溢れてくるみたいに、涙と泣き声が出てくるのです。
 清さんは、わたしの中で、ゆっくりゆっくり、そして優しく大きく、動いてくれています。
 清さんのあれの動きがゆっくりなのは、わたしのあそこの中を、優しく優しく撫でるという感じでもあるのです。
 それはまるで、萌絵ちゃんのあそこが好きだから、私のあれで撫でさせてねと、清さんが言ってくれているような感じなのです。
 わたしは、清さんに、ほんとに愛されているということが伝わってきて、気持ちよくて気持ちよくて、たまらなくなります。
 清さんは、
 「萌絵ちゃん
  大好きだよ」
 と甘くささやき、ゆっくりゆっくり動きながら、乳首に、唇に、耳に、優しくやわらかくキスしてくれます。
 ですから、溢れてくる気持ちよさが、次から次へと、わたしを襲ってくるのです。
 わたしは、もう何回イッたのかわかりませんし、こわくなるくらい気持ちよくて、どうかなってしまうんじゃないかと思ってしまいました。
 清さんにしがみつき、声をあげて泣き続けました。
 わたしは、泣きながら、
 「清さん好き
  清さん好き」
 と、なんどもなんども叫びました。

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