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金曜日のおじさま

第18章 dieciocho

◆本篇・ビアルネスの手紙

オレは自分の過去をビアルネスに語った。
以前、彼女はオレの恋愛遍歴を知りたがっていた。

その時は話すつもりはなかった。

ビアルネスと付き合っている内にオレの中で過去に対する気持ちの折り合いがついた様な気がする。

彼女がオレを救ってくれた。

自分の将来を一歩前に踏み出したいと思わせてくれた。

ビアルネスと生涯を共にしたいとーーー。

その為には伝えてなくてはならない事があった。
オレとの間に子どもを授かることが出来ないこと

喋れないビアルネスは思いを綴った手紙を寄こした。

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