テキストサイズ

金曜日のおじさま

第17章 diecisiete

T:一気にクライマックスまで辿り着きました。
V:展開が早くてついて行けてないかも…

T:うん、だいぶ駆け足だったかも
V:おじさま…ビーはショックだったよ

T:えっ、どの場面?
V:レイプされた事は悲しすぎて、穢れてしまった自分が許せないよ。

T:辛く耐え難い経験させて済まないと思ってるよ。オレの罰でもあるんだ…
V:どういう事?

T:ビアルネスはメモを渡された事をちゃんと相談してくれたのに、オレは嫉妬してビアルネスを犯す様なセックスをして、相談に正面から戦わずに逃げた事
V:おじさまは悪くない。ビーが良い顔してついて行ったのが悪いんだから…

T:そう。だから、ちゃんとオレが助言してやらなくちゃいけなかったんだ。ビーは素直で人を疑ったりしないし、頼られたら手を差し伸ばしてあげる優しい娘だから…でも、オレは突き放してしまった。
V:おじさま、イヤ。自分を責めないで…ビーが悪いの、ごめんなさい

T:ビアルネス、ひとつだけ約束して欲しい。
V:おじさま、改まってどうしたの?

T:うん、真剣な話だから…ビーは過去に2回、オレに『死にたい』って言った事があるけど覚えてる?
V:えっと…レイプされた時と、あとは…

T:成人式の同窓会で元カレに酷い事言われた時。ビーは『死にたい』
って言った。オレは怒ったよね?
V:うん…。

T:で、2回目は包丁で自分を切りつけた。あの時オレは背筋が凍る思いで生きた心地がしなかった。もう2度と『死にたい』と思っても死なないで欲しい。
V:おじさま、ごめんなさい!

T:オレはもうビアルネスが居ない生活なんて考えられなくなってしまったよ。ずっとそばにいて欲しい…
V:はい、おじさま。ビーもおじさまが居ないと生きていけないよ。おバカでワガママで迷惑ばっかりかけちゃうかもだけど…カワイイお嫁さんになれるように頑張るね。

T:ビーはおバカじゃないよ。純粋で無邪気でオレを誘惑してくるステキなお嫁さんだ。
V:ウフフ❤️おじさま、褒めすぎ!

T:そうかい? そろそろビーとセックスしたいな。
V:きゃっ、おじさま。ビーもそう思ってたよ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ