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虚無

第7章 キーリング

ぬか喜びして泡になる

知らないところで奏でている

共鳴の音を

頼もしかった面影はなくなった


閉塞感が漂う

白いものでも角度を変えたら黒になる

涼しい季節は過ぎ

誘惑の匂いに惑わされ

甘い果実を食べてしまう

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