虚無
第13章 スタンダード
日が進み、時が進み、前と変わらない日がすぎる
なくてはならないがなくなることに
不安に思ってた日も
存在自体がなくなり
日常に戻る
回覧板が回ってきた
みんなの声は
私と価値観が違う
何とか自分を持ち直そうと
自分の体を向きを変えて
みんなと同じ向きに向き直す
でも、そこから針が狂ってきたんだ
ノスタルジアを感じる
存在に付加価値を付けられる
戻れない時間の儚さ
同じ人、同じ実力、同じ魅力なんてない
唯一無二の存在
見つかるわけないけど探しに行こう
原石でも石でも