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銀河巡礼

第1章 一の月




発車のベルが鳴ったので
私はひとり汽車にのる

この汽車は
旅立ったあの人に
追いつくでしょうか…

尋ねる相手も
答える人もないホーム

銀河を超えて
宇宙(そら)の果てまでゆくという
蒼く輝く汽車にのる

薄い影ひとつ足元に残し
動き始めた汽車に、のる






(了)



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