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銀河巡礼

第8章  六の月




六月

水無月 風待ち月


しめり顔の空の下に

艶を増した緑が揺れる



そろそろだろうか

今、かもしれない…



吹きくる風に問いながら

翼をひろげる時を待つ






(了)


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