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銀河巡礼

第16章 二の月 Ⅱ




きさらぎ…

と、つぶやけば

ほろりはらりと

二月の結晶が

こぼれ落ちたようで

薄い日差しごとすくい上げる



手のなかで それは

ささやくように春を呼ぶ






~如月



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