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銀河巡礼

第17章  三の月 Ⅱ




小窓から忍びこむ雨音が

眠れぬ心に波紋を広げる


ひとつ、ふたつ…



重なり 広がる同心円は

やがて

大きなうねりともなり

胸を 想いを かき乱す



あふれ出し頬を濡らすひとすじの流れ…



それは

やはり 涙と呼ぶものか






~雨音


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