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銀河巡礼

第28章 二の月 Ⅲ




吐息がひとつ 夜を揺らした

耳が探すのは遠い足音



あれは

あのカクテルは

なんというのだったか

残照を映した

少しばかり甘いカクテル…



吐息がひとつ

夜の底に沈んでゆく

あぶくのように浮かび来る想い出と

すれ違いながら






〜うたかた


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