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銀河巡礼

第38章 二の月 ⅳ




青灰色の海風に背中を押され扉を開ければ
思いの外暖かく
何も言わずとも運ばれてくるワイン
そして前菜、メイン、デザート

無口なウェイターと
振り子時計が刻む音
白いクロスの紅いしみ…

珈琲を飲みほす頃には
再びのワイン、前菜etc.
立ち去るまで繰り返されるコース

そう、ここは…!

この店の厨房を
決して覗いてはなりません…






〜難破船


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