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銀河巡礼

第38章 二の月 ⅳ




月明かりに蒼いマスクが浮かび上がる



「おまえは誰だ?」
ー祈りを打ち砕くもの またの名を絶望…


と同時に
振り下ろされた刃一閃
この身を引き裂く



けれど俺は立ち続けていた
唇を凍らせながら
そしてゆらりと動き出すのだ
覚束ない足取りでも






〜prayer


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