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銀河巡礼

第3章 三の月




君はプリンセス

窓の遠くを 焦がれて見つめる

淋しがりやのお姫さま



あとすこしだけ待っていて


霧が朝日にとけるように

見慣れた日々が返ってきたら

きみのもとへ走ってゆくよ



僕はプリンスではないけれど

きみに花を捧げにゆくよ



だから

あと少しだけ 待っていて…






(了)


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