テキストサイズ

銀河巡礼

第4章  四の月




時間は あの日にとまったまま

だから

心は今も夢の檻の中



閉じ込めたのは わたし

鍵は…

きっとなくしてしまった


けれど わたしは

ずいぶんと心地よくここにいる

空を 森を

絵のように眺めながら



ほら、

今夜も赤い月がのぼる






(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ