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銀河巡礼

第4章  四の月




薄紅の吹きガラス

掌に包めば

まろやかな冷たさに五感が震える



陽にかざす

眺める

また 陽にかざす…



ふいに

花の形見に思われて

風の中にあなたをさがす






(了)


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