バカじゃないの!? 続編
第3章 対決
経済の授業中
私は肘を付き
窓から体育の授業を見ていた
ハードルか…
私が苦手なやつだ
あれから一週間が経った今
相変わらず
嫌がらせは続いてる
「はい、じゃあ…渡辺さん102ページの3行目読んで」
いつまで続ける気だろ
まさか本当に別れるまで!?
冗談じゃない。
「渡辺さん?」
「え?」
「102ページの3行目」
「あ、すいません…」
当てられてたの気づかなかった
って、教科書ないじゃん
また藤原玲奈か…
私は後ろを向き
田上くん(タガミ)に頼んだ
「教科書貸してもらっていい?」
「あ、うん」
「ごめん、ありがとう」