バカじゃないの!? 続編
第3章 対決
経済の授業が終わってすぐ
咲が私の席に来た
「また教科書取られたの?」
「うん、3回目」
「取られた教科書は?」
「次の日には机に入ってる」
「なんだそれ、地味な嫌がらせ。」
「でしょ?たち悪いよね」
「あ、そう言えばさ」
と急に咲が小声になった
「藤原玲奈って北条ファンの会長らしい」
「はぁ?なにそれ、会長なんかあんの?」
私は笑いをこらえながら言った
「らしいよ」
「ふーん、とりあえず、めんどくさいのに目付けられたってこと?」
「そういうことかな」
マジか。