バカじゃないの!? 続編
第5章 キスどまり
「ねー、北条くん」
「なに。」
椅子に座り
教科書を机に直してた時
ものすごい猫なで声で
俺の名前を呼ぶのは
藤原玲奈
こいつよく俺に
話しかけれるな
「冷たい北条くんもかっこいい~」
…うっぜぇぇぇ~!!
どうにかしてくれこいつ。
逃げようと席を立ち上がった
「どこいくのー?」
無視、無視
教室を出た時
はるの姿が見えた
ハンカチで手を拭いている
きっとトイレから
戻ってきたところだろう
「北条くん!」
こいつまだ追いかけてくんのか
「トイレだ、ついてくんな」
藤原玲奈にそういい
小走りではるの下に駆け寄った
「聖夜?」
不思議そうに首を傾げる
「来い」