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ご主人さまは執事さま

第1章 財閥のお嬢様

『やよいーまたクラスが一緒だね!』
「ね!花音と一緒で嬉しいな。でも、あいつもクラスが一緒だって」

弥生の視線の先には塩屋崎ノゾム。
彼は塩屋崎財閥の次期代表。
嶺岸財閥とはライバルだ。
でも、ハーフでかっこいいし、背も高いし、
睫毛なんてあんなに長い…
いやいや…見とれてはいけない。
もっとも、表面上は仲良くしているつもり、だけど。
周りは財閥の子会社の子供だから、
グループが違うんだよね。
目があったので軽く会釈をして私の席に座る。

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