意地悪なご主人様の専属メイド
第9章 Love♡9
今日は、奏ちゃんはいない。
「今日、ごめんな。奏ちゃんいなくて。」
「…い、いえ。」
神母坂先生はくるっと、椅子を回転させて
パソコンから視線をはなしわたしと向き合った。
「…学会なんかなければなあ。」
「…神母坂先生は?」
「ーん。
俺はここでお留守番しなきゃいけないから。
学校嫌いだし。
話長くて眠くなっちゃう。」
クスッと笑う神母坂先生。
「…奏ちゃんは、眠くならないかな。」
「あいつは無敵だからね。
それに最近胡花ちゃんと再会してから
寝れてるみたいだし」
…わたしと再会してからー。