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その仕草が妙に色気があって…

拓海に見とれていると、俺の目線に気付いたのか、クスッと笑われた。

「そうだな…一生懸命ってのがよく伝わる」

「あのなぁ!!」

つまりは下手だって事じゃねーか!!

拓海を押し退けようとした手を取られ

「だーかーら」

そう言いながら引き寄せられて…

「たく…んむっ!!」

噛みつかれるような強引なキス。

無理矢理開かれた口に舌を這わされて…

くちゅくちゅと、舌が絡む音がやけに大きく聞こえる。

う…わ……

さっきよりも執拗に攻められて、さっきよりも…体が熱い。

「こーすんの。わかる？」

唇が触れるくらい近くで聞かれても…

まともな返事なんか、出来ない。

「あ…ぅん……わか…る…」

「ホントかぁ？…で、キスしながら…」

拓海の手が、Tシャツの中に入ってきた。

脇腹に手が触れて…

くすぐったさよりも別の感覚に襲われ、咄嗟に拓海の腕を掴んだ。

「やめ…触んな」