
えっちな妄想叶える屋さん
第1章 出会い
クローゼットを開けて、
制服を選ぶ。
大学になってからは着なくなってしまったので
久しぶりに着る制服。
白いシャツに、
えんじ色のリボン。
リボンと同じ色のスカートには
ベージュのチェックが入ったデザイン。
コスプレ用の物なので丈はかなり短め。
制服の中でも特にお気に入りの1着を選んだ。
身につけている洋服を脱ぎ捨てて、
まだ2回しか使っていない
白いパンツとブラジャーを身につける。
制服の中の下着は、白じゃなくっちゃ……ね?
制服を身につけ、
紺のソックスを履いた。
高校の時に使っていたスクールバッグを
引っ張り出して、玄関へ向かった。
久しぶりに着た制服。
短めの丈がおまたをすーすーさせる。
大学生になったのにこんな短い制服を着て
外を歩くのはいけないことをしているみたいで
ちょっぴり恥ずかしいけれど、
私の気持ちは高まってきていた。
「—あ、次だ」
電車のアナウンスが到着地の名前を告げ、私は降りた。
メールに記載された待ち合わせ場所へと急いで向かう。
好奇心でたった1度、試してみようと
思っただけなのに。
こんな、特別な出会い、私にとって忘れられない日になるなんて。
この時はまだ思ってもみなかった。
