えっちな妄想叶える屋さん
第2章 初めての快感
集合場所は、とあるビルの近く。
5分前に到着して辺りをキョロキョロしていると—
「 桃、さんですか?」
「…!あっ、えっと…そうです。」
現れたのは、180cmくらいある
スタイルの良い男性。
黒髪で無造作にワックスで遊ばせた髪の毛は
整った顔によく似合っていた。
予想していたよりもずっとカッコ良くって
一気に緊張してしまった。
「初めまして。わたくし、
えっちな妄想叶える屋さんサイトの
スペシャルスタッフ、仮屋 翔(かりや しょう)と申します。」
「はっ……初めまして!!!
よろしくお願いしますっ……。」
「ははっ…緊張されていますね?
大丈夫ですよ、初めは皆さん緊張されておりますので。
こんな若くて素敵な方がお客様なんて光栄です。
それではいきましょう。」
私……こんなかっこいい人に
これからあんなこと、、されちゃうの…?
心臓の音がどんどんと早くなっていくのが
歩きながらもわかった。