
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第7章 幸せな夜
「優依のクマさん、部屋まで運んであげよう」
あ…
あの巨大なクマのぬいぐるみはまだダイニングに置かれたままだった。
志桜さんはそれを背負ってあたしの部屋まで運んでくれることになった。
「すみません」
長い廊下をふたりで歩きながら、あたしは彼に謝った。
志桜さんは「いいよ」と穏やかに言った。
それから妙な沈黙が訪れて、気まずくなる。
あたしの頭にはずっと気になっていることがある。
志桜さんはどうしてお見合いをしないんだろう?
あたしみたいな子供より、もっと大人の女性を相手にすればいいのに。
志桜さんに恋人ができれば、全部うまくいくのに。
そんな自分に都合のいいことを考えてしまう。
「優依の誕生日を一緒に過ごせてよかった」
志桜さんが急にそんなことを言った。
「来年も一緒に過ごせるといいね」
彼はあたしを横目で見つめた。
来年も一緒に…
それはどういうことだろう。
ドクンドクンと胸の鼓動が高まる。
彼が以前あたしに言った言葉を思い出した。
『君は僕のモノだから』
どこまで本気なの?
あたしをおもちゃだと思ってるの?
それとも…
あ…
あの巨大なクマのぬいぐるみはまだダイニングに置かれたままだった。
志桜さんはそれを背負ってあたしの部屋まで運んでくれることになった。
「すみません」
長い廊下をふたりで歩きながら、あたしは彼に謝った。
志桜さんは「いいよ」と穏やかに言った。
それから妙な沈黙が訪れて、気まずくなる。
あたしの頭にはずっと気になっていることがある。
志桜さんはどうしてお見合いをしないんだろう?
あたしみたいな子供より、もっと大人の女性を相手にすればいいのに。
志桜さんに恋人ができれば、全部うまくいくのに。
そんな自分に都合のいいことを考えてしまう。
「優依の誕生日を一緒に過ごせてよかった」
志桜さんが急にそんなことを言った。
「来年も一緒に過ごせるといいね」
彼はあたしを横目で見つめた。
来年も一緒に…
それはどういうことだろう。
ドクンドクンと胸の鼓動が高まる。
彼が以前あたしに言った言葉を思い出した。
『君は僕のモノだから』
どこまで本気なの?
あたしをおもちゃだと思ってるの?
それとも…
