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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第8章 奪われて…

ちゅう…



「あっ…」



志桜さんはあたしの肩や胸やお腹のいたるところに舌を這わせながら何度も吸い付いていく。



あたしは首に付けられた痕のことを思い出した。



「やっ…やめて」



だけど、イッたばかりで体に力が入らない。



あたしは体を動かすこともできず、されるがままだった。



すうっと意識が途切れそうになる。



このまま眠ることができたら、きっと知らないうちに終わってくれる。



なんて甘い考えが頭をよぎった。



「ひあっ!?」



あたしはドレスを着たままの状態で脚を開かされた。



「や…」



何をされるのだろうとまっすぐに目線を向けると、志桜さんの目と合った。



彼は片手であたしの脚を開き、もう片方の手で小さな包みを持っていた。



見たことある。



あれは、学校のトイレで女子が持っていたものと同じ。



それがわかった瞬間、自分がどうなるのか理解した。



「やっ、やめて!それは嫌!」



暴れるあたしの脚を志桜さんが間に入ってガッチリと固定する。



「大丈夫。2回目だからすんなり入るよ」



彼は穏やかな声で言った。



また、痛いことされる!



あたしの脳は混乱していた。



「いやっ!いやあっ!」



逃れようと手に力を入れて体を動かしたけれど、下半身だけはしっかり固定されてビクともしない。



「動かないの」



志桜さんの冷静な声が怖かった。












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