
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第2章 聞こえちゃう
悠樹くんとあたしは少し時間をずらして家を出る。
なぜなら彼はあたしと一緒に学校へ行くのを嫌がるから。
あたしはこの家に来てから悠樹くんと同じ中高一貫の私立校へ転校させられた。
旦那さまの意向だ。
悠樹くんが出かけた後、15分くらい経ってからあたしは家を出ることにしている。
出かける前にトイレを済ませておこうと思い、洗面所へ向かうところだった。
「おはよ」
ビクンッ!
その声に体が震え上がった。
「あ…志桜さん」
振り向くと、少し寝ぼけたような顔で自分の髪をかきあげる彼と目が合った。
白いシャツが乱れて胸元がはだけている。
「おはよ、ございます…」
震える声で挨拶を返した。
志桜さんはゆっくりと近づいてくる。
あたしは足が震えて動けない。
「優依、学校?送っていこうか?」
「い、いえ…大丈夫です。自分で、行けます」
「遠慮しなくていいよ。だって…」
志桜さんはあたしにぴったり密着しながら耳元でささやく。
「昨日は初めてイッて疲れただろ」
ビクッ!
なぜなら彼はあたしと一緒に学校へ行くのを嫌がるから。
あたしはこの家に来てから悠樹くんと同じ中高一貫の私立校へ転校させられた。
旦那さまの意向だ。
悠樹くんが出かけた後、15分くらい経ってからあたしは家を出ることにしている。
出かける前にトイレを済ませておこうと思い、洗面所へ向かうところだった。
「おはよ」
ビクンッ!
その声に体が震え上がった。
「あ…志桜さん」
振り向くと、少し寝ぼけたような顔で自分の髪をかきあげる彼と目が合った。
白いシャツが乱れて胸元がはだけている。
「おはよ、ございます…」
震える声で挨拶を返した。
志桜さんはゆっくりと近づいてくる。
あたしは足が震えて動けない。
「優依、学校?送っていこうか?」
「い、いえ…大丈夫です。自分で、行けます」
「遠慮しなくていいよ。だって…」
志桜さんはあたしにぴったり密着しながら耳元でささやく。
「昨日は初めてイッて疲れただろ」
ビクッ!
