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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第9章 彼氏だけど…

「あ、きら…くん?」



彼は怒ったような表情で、あたしを見る。



表情も話し方も口調も、いつもの彼と違う。



「ねえ、優依ちゃん。君の好きな人ってお兄さん?」



「え…」



ど、どうして…



「優依ちゃん、奥手の君が親しくしてる男って俺か同居しているお兄さんくらいだろ?弟の方は女苦手そうだし、ないよな」



「う、あ…」



何も言えないあたしに、晃くんが顔を近づけてきて笑った。



「お兄さんとはもうヤった?」



ドクン…



「何、言って…」



晃くんはあたしの上着の中に手を入れる。



「やっ…ダメ」



「どうしてダメなんだよ?俺、優依ちゃんの彼氏だろ?」



ドクンドクンドクン…



こんな晃くん、初めて見た。



怖い…



「優依ちゃん、確かめさせて」



晃くんはあたしの腕を掴んで上着の中に入れた手で胸を揉みほぐす。



「やっ…やめ、て…」



「乳首、立ってんの」



ビクッ…



晃くんの手は次にあたしのスカートの中に入り、太ももを撫でた。



「あっ!や、ぁ…」



彼の指があたしのショーツの中へ侵入する。



ぬるる…



「あっ…」



「まだ何もしてないのに、こんなに濡れてる。お兄さんに開発されたんだ?」



ビクッ…



何も、言えない。



ただ、晃くんから顔を背けた。



「ちゃんと答えろよ。でないと、このままするよ?」



彼はあたしのショーツをするりと脱がせた。








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