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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第9章 彼氏だけど…

ちゅく…ちゅぷ…ちゅっくちゅっく…



「ん、は…んんう…」



シャワーの湯に濡れながら、激しいキスを繰り返す。



彼はあたしの唇を強く吸ったり、唇を舐め回したり、口内に舌を入れて絡ませる。



あたしもそれを受け入れて、自分から舌を絡ませた。



キスをしていたら、また体が疼いてきた。



あたし…



晃くんとはできない。



したくない。



どうして?



彼氏なのに、どうして…



「ん、んん…」



ちゅぷん…



志桜さんはあたしから唇を離した。



「優依、好きだよ。好きだ」



彼は何度もそう言いながらあたしにちゅっちゅっとキスを繰り返す。



胸の奥がちくちく痛い。



「志桜さ…ん、んう…」



深く口付けをして、舌を絡ませる。



ちゅっ…ちゅく、ちゅっく…



あたしは彼の背中に腕を回して、ぎゅうっと抱きしめた。



わからない…



あたし、志桜さんに恋をしているのか、わからない。



だけど、この人といると安心する。



その指で触れられることも、嬉しくてたまらないの。



もっとしてほしくて、あたしは自分から体を動かしてしまう。



「ふ…あ…志桜さん…もっと、ほしいよ」



「優依…」



彼はあたしの頭を撫でながら微笑む。



あたしは彼にぎゅっと抱きついた。



離れたくない…



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