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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第2章 聞こえちゃう

「あ…」



顔が熱く、火照る。



体がビクビクと反応する。



「やっ…いや…やめて…いや」



涙が溢れてきた。



またあんなことになったら、あたしはきっと動けなくなってしまう。



志桜さんは微笑んで、あたしのショーツから手を出した。



「続きは夜にしようね」



「つ、づき…?」



はぁ、はぁ、と荒い息をしながら訊ねる。



「今夜も優依を乱してあげる」



「いやっ!」



志桜さんが顔を近づけてきて、あたしはとっさにぷいっと顔を背けた。



すると、頬にぬるりとした感触があった。



「これ、優依のナカから出てきたんだよ」



ぬるぬると彼の指に絡みついているのは、あたしの体液だ。



「い、や…」



あたしが首を横に振ると、彼は静かに笑った。



「優依の、美味しい」



彼はその指を自分の口に入れ、舌で舐め回す。



「あなたなんて…」



あたしは勇気を振り絞って声に出す。



「嫌いよお」



志桜さんは急に真顔になり、鋭い目つきであたしを見下ろした。




ゾクッと体が震えた。






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