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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第2章 聞こえちゃう

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…



「声、聞こえちゃうね」



「ん…」



あたしはぎゅっと目をつぶって声が漏れないようにひたすら耐える。



ちょうど洗面所の近くで、三坂さんと悠樹くんが話す声が聞こえてくる。



どうしよ…もし、悠樹くんがここに入ってきたら…



不安に思うと余計に体がビクビクと反応した。



「すごいね、優依。さっきよりずっと感じてる」



「ん…ちがっ…あっ」



「声、出てるよ」



あたしは両手で口を塞いだ。



志桜さんはそれを取り払う。



「必要ないよ」



彼はそう言ってすぐ、あたしの口を塞ぐようにキスをした。



心臓が壊れそうなくらいドキドキしてる。



「ンふ…んん、ふぅ…」



ちゅぷ、ちゅく、ちゅぷん…



いやらしい音と外から聞こえる話し声。



こんなところ、見られたら…



「い、や…」



僅かに抵抗して顔を背ける。



「優依、こんなに濡らして嫌だなんて、嘘だよね 」



「はぁ…はぁ…ちが、う…」



「このまま、イカせちゃおっかな」




ビクンッ!













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